アルコールと肝臓の関係について

アルコールと肝臓の関係についてお話します。
「肝臓の病気(特に肝硬変)」と耳にすると、思い浮かぶのはアルコールとの関連性です。
欧米諸国は肝硬変患者の約8割は<アルコール性肝硬変>です。
アルコールと肝硬変はとても密着な関係があるのは明白です。
日本では肝硬変患者の8割はB型肝炎やC型肝炎のウイルスが原因だとされています。
我が国は欧米諸国と比較すると国民1人あたりのアルコール消費量は少ない傾向にありました。
しかしながら食生活が欧米化してくるにつれて年々アルコールの消費量は増えてきています。
1994(平成6)年の統計では人口1人辺りの年間飲酒量は純アルコール量で6.6リットルに達しています。
成人1人あたりの年間飲酒量に換算したら8.7リットルになり350mlの缶ビールならば約500本になります。
毎日晩酌する人は男性で30%から40%で女性は5%から10%です。
毎日飲酒する習慣がある人たちは実際にはこの数倍の量のアルコールを摂取していることになります。
世界各国の人口1人あたりのアルコール消費量をみてみましょう。
20年前のデータと比較するとヨーロッパ各国ではかなり減少しています。
日本はアルコール消費量が増えている数少ない国になっているのです。
全ての肝硬変患者の中に占めるアルコール性肝硬変の比率も11.1%(昭和43)から20.05%(昭和53年)と毎年増加しています。
それ以降は横ばい状態で、1989(平成元)年から3年間はやや低下傾向になっています。