禁酒を必ず成功させる方法

始めたもののなかなかうまくいかないという人は、意識を高めるために以下のことをするのをオススメします。禁酒することでアルコール性肝障害を始めとする生活習慣病の予防にもつながります。意思を固めて始めていくようにしてください。

お酒を控えることでたいていの人は体調が良くなったと言っています。飲み過ぎた後の二日酔いや吐き気、頻尿などの不快感から解放されるようになり、お酒による症状を感じることがありません。他にもスタイルが良くなったり、お金や時間の節約にもなります。

禁酒開始日を明確に設定する

思い立ったが吉日で、すぐに始められるものではありません。お酒を頻繁に飲むシーズンというのが年間を通してあるからです。

・ 仕事がひと段落し、気持ちに余裕があるとき
・ 年末年始や歓送迎会などが重なる時期は避ける
・ 自分や家族の誕生日や、何かの記念日で意識しやすい日

以上の3点を意識して、禁酒開始日を設定してください。

自分がお酒にどれだけお金をかけているのかを知ることも大切なことです。これまでの飲酒を続けた場合1年、5年、10年先までにどれだけのお金が必要になるか計算してみてください。すると意識が高まります。

周りに宣言して自分を追い込む

飲み会などの誘いを断るためにも禁酒している旨を周囲に知らせてください。協力者が現れることもあります。宣言したことにより自分も追い込まれるのでやる気がでます。飲み会に誘われることも減るかもしれませんが、理解の上でのことなので心配する必要はありません。

アルコールとは距離を置く

身の回りのお酒を片付けて、目に入らないようにしてください。またコンビニなど普段買っていた場所にも行くことを控えるようにすると、「飲みたい」という気持ちを抑えることができます。余分なお金を持ちあるくのもやめるようにしてください。ついつい手を出すということがなくなります。

他の飲み物に目を向ける

アルコールに使っていたお金を別のものにあてるようにしてください。普段よりもいい食材を使って料理をしたり、趣味に費やしたりすることで、気を紛らせることができます。どうしても飲みたくなったらノンアルコールのドリンクを選ぶようにしてください。

最初の2、3週間は飲みたくなることが多いかもしれませんが、ひたすらお酒と距離を取ることに徹するようにしてください。時間がたてば気分も楽になります。

難しい禁酒も工夫して意識を高めることによって達成することができます。健康のためにも思い切って始めていくようにして下さい。

アルコール摂取量と肝機能障害の関係

一般的ですが、【肝臓が分解できるアルコール量】は100mgから200mg/時間/体重kgという計算で算出できます。
60kgの健康な人の場合1日に代謝できるアルコール分量は純アルコールの場合に150gから200gになります。
これは健康な一般人の場合です。
慢性的に飲酒の習慣がある場合は次のような要素を考えないといけません。
・アルコール代謝量の増大
・摂取カロリー(大酒家は食事をちゃんととらない)
・就眠時間
1日辺り160g以上の飲酒をする場合は肝臓に悪影響があるので危険です。
肝臓専門の会議で次のような結論が出されました。
【日本酒に換算して毎日5合以上のむ大酒家は10年以上継続して飲酒した場合、肝硬変になる確率が高い】
肝硬変にならなくても、日本酒換算で3合以上を5年以上継続して飲酒すると<アルコール性脂肪肝>になります。
さらに10年以上飲酒すると<肝硬変>に進行するのです。
<アルコール性脂肪肝>は無症状の人が大半で中程度の飲酒家にみられます。
早期に禁酒することによって完治し、アルコール性肝障害の中では最も軽い症状です。
けれども日常的に大量に飲酒する人が何日間集中的に大量飲酒をすると<アルコール性肝炎>のような重症になります。
最悪の場合は、<急性肝不全>になって死亡します。
飲酒量が増えると肝臓は腫れ上がって大きくなります。
「全身の倦怠感」や「食欲不振」の症状がみられます。
これが繰り返されると<肝硬変>へ進行してゆくので注意しましょう。
肝硬変の症状をまとめておきましょう。
・全身倦怠感
・クモ状の血管腫や手掌紅斑などの皮膚病変
・食道静脈瘤(破裂して大出血で死亡)
肝臓がんを合併する確率も40%あります。
病気は少しずつ進行するのではっきりしません。
無症状で経過する事例も多く見られます。
大酒家の人で「食欲不振」「倦怠感」「腹部の膨張感」「便通異常」がある人は専門医の診察を受けてください。
「超音波検査」や「血液生化学検査」で診断してもらうのが大事です。

飲酒習慣がある人の治療を考える

仕事の関係で飲み会も多く「大酒家」と思しき人は多いです。
さすがに<肝硬変>にまでなる人はそれほど多くありません。
ですが<アルコール性脂肪肝>や<アルコール性肝炎>の患者は比較的多くみかけます。
合併症のリスクがない<アルコール性脂肪肝>の患者の場合は<アルコール性肝炎>や<肝硬変>とは違います。
可逆性変化なので回復できます。
禁酒して、高タンパクを1日120グラム・高ビタミン(葉酸・ビタミンB12)で2500カロリー程度の食事を摂取すれば大丈夫です。
アルコールの肝毒性には個人差があります。
食べ方や飲み方によって代謝率や吸収率も違います。
一概に安全量を規定することは不可能です。
けれども楽しくお酒を飲みたいですね。
<アルコール性脂肪肝>や<肝炎>や<肝硬変>にならないためには、1日の量を日本酒換算で2合から3合以下にしておきましょう。
そして1週間に1日から2日程度の<休肝日>を設定するのがいいでしょう。
大酒家は高脂血症や痛風や動脈硬化性疾患を合併するので注意してください。

【こちらのサイトも合わせて読んでみてください】

アルコールが好きなら肝臓をいたわろう